3月11 日、郡山において「反原発福島行動’20」で600名が集会とデモで声を上げました。「復興」五輪をもって福島原発事故は解決し避難者もいないとばかりに帰還を強制し、原発再稼働へ突き進む。安倍政権のこうした動きに真っ向から反対を突き付けました。集会では沖縄で保育園に米軍ヘリの部品が落下したことを契機に立ち上がったお母さんたちが参加、「子どもの命を守る」という原点が改めて浮き彫りになりました。3・11直後、福島の放射線被曝基準を20倍に引き上げて学校を通常通り始めた文科省に対しお母さんたちが立ち上がった。今も甲状腺がんは「原発事故の影響ではない」と切り捨てられている。そして新型コロナウイルス対策でも「命より五輪」という政府の姿勢が明らかになっています。
 世界は一気に株の暴落など景気後退に突入。もともとアベノミクスは、労働者の実感とはかけ離れた見せかけの「景気浮揚」でしかなく、ウイルスの流行や五輪の延期論など小さなきっかけで崩壊するのは当然のことです。何より福島を切り捨てた五輪も、それに支えられた株高も吹き飛んでしかるべきです。命よりもお金が優先の社会が終わり、新しい社会のあり方を3・11の原点から作り直すのは今です。
 すでに景気後退で労働者の解雇・雇い止め商店や自営業者も生活が成り立たない事態。生きていくための声を大きくあげる時です。政府は13日に新型コロナ特措法成立を強行、人権を制限する改憲の先取りで事態を乗り切ろうとしています。3・11でイベント自粛ムードの中、敢然と声をあげた意味は大きい。
ここからこの社会を変える行動を起こしていきましょう!

 《 もくじ 》
◆3・11反原発福島行動’ 20報告その1 福島と沖縄のお母さん、動労水戸  …2〜3ページ
◆被曝と健康被害 ヒロシマの援護法要求の歴史と今 NAZENヒロシマ    …4〜5ページ
◆3・1反原発ミーティングに参加して                    …6ページ 
◆原発トピックス 一ヶ月のできごとまとめ                  …7ページ
◆東海第二原発再稼働阻止! 3・7日本原電前行動報告            …8ページ
2003