福島にフタするな!五輪返上を求める会からのお便りを紹介します。(NAZEN通信84号に掲載しますが、紙面の都合で掲載できなかった広野コースの調査図をここで紹介します)。
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3・11の前日である3月10日、富岡の聖火コースは殺風景ながら、小ぎれいな集合住宅が多いのが目につきました。道には全く人気がありませんでしたが、これらの住宅は工事関係者で満杯、一帯の地価も急上昇中だそうです。一方でゴール地点の中学校は、生徒数わずか13名。いびつな現実が垣間見えます。
情勢はめまぐるしく変化していますが、無様に五輪にしがみつく安倍首相らの姿を見るにつけ、この「資本家の祭典」を中止に追い込む意義を強く感じます。「コロナがなくても五輪は中止!」これを新・合言葉にして、これからも闘いに邁進します。
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聖火が通れば放射能汚染は消えるのか?
~動くモニタリングポスト作戦@福島聖火リレーコース
「利権と国威発揚のオリンピックを何としても開催したい」・・・世間が新型コロナウイルスの感染拡大に揺れる中でも、安倍首相の頭の中はそのことでいっぱいのようです。
~動くモニタリングポスト作戦@福島聖火リレーコース
M・T (福島にフタするな!五輪返上を求める会)
「利権と国威発揚のオリンピックを何としても開催したい」・・・世間が新型コロナウイルスの感染拡大に揺れる中でも、安倍首相の頭の中はそのことでいっぱいのようです。
五輪延期が決まると同時に都内の新型ウイルス感染者は急増。五輪のために数字をねじまげ、ウイルスの危険性を矮小化していたとしか思えません。しかし、コロナ問題以前から、安倍政権・小池都政は、東京五輪開催のために人命を軽んじるウソをつき続けてきました。
我々はこうしたウソ、とりわけ『復興五輪』の名の下に深刻な放射能汚染の現実を覆い隠そうとする策謀を暴くため、「動くモニタリングポスト作戦」と題して都内各地で放射線量を測定してきたのです。
今回、いよいよ偽りの『復興』PRの目玉である「福島から出発する聖火リレー」を(立案時点では)間近に控え、3月10~11日、福島聖火コースでのモニタリングを企画しました。
聖火リレーに合わせて国は常磐線を全線開通させ、帰還困難区域内にある駅の周辺だけを避難解除。聖火は環境団体の調査で超高濃度の汚染が発覚した『復興の象徴』Jヴィレッジを出て車で各市町村を回り、いずれも駅周辺や真新しいハコモノ施設の中など「キレイな場所」だけをわずか数百メートル~数キロほど人間が走るという、子どもだましの計画。
ではその「キレイな」聖火ルートは本当に安全なのか? それを私たちが実際に測定・検証した結果が、以下の図です。

3・11の前日である3月10日、富岡の聖火コースは殺風景ながら、小ぎれいな集合住宅が多いのが目につきました。道には全く人気がありませんでしたが、これらの住宅は工事関係者で満杯、一帯の地価も急上昇中だそうです。一方でゴール地点の中学校は、生徒数わずか13名。いびつな現実が垣間見えます。
翌3月11日、意表を突く高線量に度肝を抜かれたのが郡山です。多くの人や車が行きかう駅前大通り。アスファルトの上空で線量計が鳴りやみません。しかし道行く人のほとんどは、もはや放射能汚染などほぼ意識にないように見えます。目に見えない放射能の恐ろしさを改めて実感しました。

情勢はめまぐるしく変化していますが、無様に五輪にしがみつく安倍首相らの姿を見るにつけ、この「資本家の祭典」を中止に追い込む意義を強く感じます。「コロナがなくても五輪は中止!」これを新・合言葉にして、これからも闘いに邁進します。
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