みなさん。3・11東日本大震災と東電福島第一原発事故から10年となる「3・11」を迎えようとしています。菅政権は、10年を期して原発事故は解決したものとして、原発再稼働に向かおうとしています。絶対に許せません。
1月21日、東京高裁は避難者訴訟において国の責任を否定、賠償も細かく分断し自主避難者の正当性を否定した。「こんな判決とは夢にも思わなかった。国の原発推進施策に忖度(そんたく)した判断で絶対に許せない」(原告・丹治杉江さん)。
さらに、日本原電・東海第二原発の再稼働への東電の1500億円もの支援の中止を求めた株主訴訟も敗訴。多大な賠償責任を負い公的資金を受ける東電が再稼働へ踏み出すことを裁判所として認めた。東電は1月27日に柏崎刈羽原発の安全対策を完了したと発表。しかし工事が一部終わっていない、さらに制御室に別人のIDで侵入した問題も規制庁が隠していたなど、その体質は何も変わっていない。
東電が原発を再稼働する。こんなことを許していいのか。3・11で誓った「原発はいらない」の原点がいま問われています。
「事故から10年じゃない。事故が10年続いている」(群馬の避難者)。この10年、避難生活を余儀なくされ、保養の取り組みを必死に続け、健康被害の不安やお金による分断に苦しみ続けている。
「75 年たった今でも発病する人がいる」(広島・長崎の被爆者)。被曝と健康被害の問題に10年の区切りなどない。私たちは、誰もが健康を奪われることなく暮らし、必要な医療を受けられる社会をただ求めているだけです。そのためには、原発事故の責任を国と東電に認めさせ、社会保障として医療を取り戻し、根源である原発をなくすこと。この闘いは命より金が優先される社会を変えることになるはず。3・11郡山で一緒に声をあげよう!
≪もくじ≫
◆3• 11反原発福島行動’ 21へ 今こそ原発と核のない社会へ 椎名千恵子 …2ページ
◆東海第二の来年12月再稼働とめよう 地質データ改ざんの日本原電は原発やめよ …3ページ
◆女川原発再稼働反対 女川町議・阿部美紀子さんと避難を考える NAZENみやぎ…4〜5ページ
◆小笠原和彦著『東電被曝二〇二〇・黙示録』の一読を NAZENいけぶくろ …6ページ
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