NAZEN北摂からの報告です。

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「2.11東電福島原発事故から10年、反原発の集い」の報告 
NAZEN北摂(大阪)吾郷春代

2月11日に「東電福島原発事故から10年 反原発の集い」を行いました。毎年「3.11反原発を考える企画」を取り組んでいる高槻医療福祉労働組合と共催で行っています。

 講師は「原発賠償関西訴訟原告」の菅野みずえさんです。帰還困難区域の浪江町から福島県内の仮設住宅を経て、兵庫県に避難をされている方です。「あらためて原発事故とはなんだったのか?!」のお話の中で「『うさぎ追いし・・のふるさと』の歌を外から来た人が歌おうと言い、その場面がテレビなどでよく映し出されるが、「切なくて歌えない」とおばあさんが言った。『ふるさと』にいずれ帰る、立身出世して帰るという歌。私たちはふるさとどころか暮らしていた場所を奪われた。一番しんどい時に、その人の気持ちが分かることが大切。誰もいなくなった町では全ての品物が盗られてしまった。馬場町長は『原発から8キロの浪江町役場に事故を伝えなかった』と怒っていたが、以前、東電に土地を売らない方がいて、原発を造らせなかったから伝えなかったのではないかと思った。賠償金も川1本隔てて額が違ったためにいろいろ言われ、住民の分断が激しかった。「原発反対」も労働組合や学生自治会で言って来たが、止める闘いまではできなかった。今は、「避難経路を作れ」と福井の原発の避難計画で追及し、「出来なかったら再稼働をするな!」と訴えている。避難者を受け入れる自治体にも具体的に確認して、できなければ「受け入れられない」と言ってくださいと要求している。」等、全部は報告できないですが、賠償金を巡っての住民の分断に、また、原発事故の責任を取らない東電と国へのすさまじい怒りを熱く語ってくださいました。フクシマの怒りに連帯して闘うことを決意しました。

 後の討論では、富崎弁護士から「チェルノブイリ原発事故では5ミリシーベルト以上は強制移住と決めている。福島との違いを明らかにして頑張りたい」、都府職労舞鶴支部から「実行性のある避難計画などあり得ない。

 40年を超えた老朽原発高浜1,2号機を動かしてはならない。社会の在り方を根本から変えよう。」と訴えてくださいました。関生の青年の発言に菅野さんが激励をしてくださったのが印象的でした。

 今回の集会の参加者は、高槻駅の街宣でのビラを見ての参加者が多いですが、菅野さんを知っているからという方も多かったです。前回の斉藤征二さん講演会にも来てくださった方が参加してくださり、初めて参加の方を含めNAZEN 北摂の組織化のために頑張りたいと思います。

■核武装と改憲・戦争のための原発を廃炉に!
 東電福島原発事故からもうすぐ10年。国と東電は全て住民に犠牲を転嫁して原発事故を無かったことにしようとしています。絶対に許されません。菅政権はコロナ情勢下で「復興オリンピック」を強行しようとしていますが、オリンピックなど廃止以外にありません。

 コロナ危機の元で大恐慌情勢が進み、菅政権と資本家は改憲と戦争への道を突き進んでいます。まさに「戦争か革命か」の時代の到来です。ミャンマーでは軍事クーデターに抗議して連日、ゼネストと100万人の抗議デモが闘われています。コロナ下で船橋二和病院のストライキを始め世界中の医療労働者が過酷な労働に反対してストライキに決起しています。高槻医療福祉労働組合でもストライキの準備が進んでいます。

 核武装と脱炭素社会のための原発を廃炉にしましょう。改憲・戦争に向かう菅政権を打倒し、労働者が主人公の社会を実現しましょう。
hokusetu