全国のみなさま、本年も原発をなくすため元気に闘いましょう。よろしくお願いします。
昨年12月21日、東電は福島第一原発敷地内に貯まるトリチウム等汚染水の海洋投棄に向けて、規制委員会に工事の申請を行いました。約一年の工事の後、来年春に海洋投棄を開始する計画です。国際問題に発展し、韓国では反対デモ。世界中に仲間がいる。
欧州では福島原発事故を契機に「縮原発」に舵を切っていたフランスが原発新設を表明、欧州全体が「原発は脱炭素に欠かせない」と転換を開始。この10年原発を止めてきたのは福島原発事故への「震撼」であり福島の怒りの声でした。台湾や東欧をめぐって戦争の危機も迫る中での核・原発への回帰。福島が声をあげる意味は計り知れません。
年末年始、経団連から「原発の選択肢を排除することはありえない」(十倉会長)、「原発の新設、建て替え不可欠」(杉森副会長)などの発言が繰り返されている。東電が汚染水海洋投棄とともに、ついに柏崎刈羽原発の再稼働へ手をかけようとしています。
3•11東日本大震災と原発事故は、この社会は財界、国、政治家、マスコミ、裁判所や警察、さらには御用労組までもが利権に群がり原発安全神話を作り上げてきた社会の実態を明らかにしました。原発再稼働は、再びこうした社会に甘んじるのか、それとも3・11から声をあげ変えようとしてきた道を進むのかが問われています。
10年を超える避難生活。子どもに甲状腺検査を受けさせ、保養に参加し、守ってきた必死の思い。職場の仲間を放射能から守る闘い。全て大切なひとを守る当然の行動でした。この11年の全てを、3•11福島に集めて声をあげよう。
《 もくじ 》
◆ 3•11福島へ ふくしま共同診療所が汚染水海洋投棄反対の声明 …2ページ
◆ 3•11福島へ ふくしま共同診療所が汚染水海洋投棄反対の声明 …2ページ
◆浪江町津島の現地調査に参加して NAZENみやぎ …3ページ
◆「実行性ある避難計画」などない 水戸判決めぐる闘いは東京高裁へ …4ページ
◆東海第二再稼働反対・汚染水流すな 12•11全国一斉行動の取り組み …5ページ
◆椎名千恵子さんが講演/埼玉 汚染水海洋投棄反対で集会/大阪 …6ページ
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