全人類の師となってください
原発事故が起きてから11年が過ぎました。しかし依然として事故は進行中です。収拾されるどころか、依然として被害は深まっています。そして、日本政府は本当の意味での事故の収束の仕方を未だに分かっていません。事故の収束は被ばく量を減らすことにあるという、ごく単純な事実にまだ気付いていないのです。
福島の苦しみはそのため、これからも続くものと思われます。だからこそ福島の声が大切なのです。皆さんの声は、世界中の人々に大きな学びになっています。人間がいくら気をつけるとしても事故を完璧に予防することはできないということ、事故の究極的な収拾は不可能であるということ、そして今後もこのような事故が繰り返されることはあり得るのだということを、全人類に知らしめなければなりません。
辛くても福島の声は発せられるべきであり、人類への教えも続けられるべきであります。福島はこれからも全人類の師にならなければなりません。
韓国反核医師会 運営委員 金益重
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