●「希望の牧場」ふくしま代表 吉沢正巳さん

 福島県双葉郡浪江町の「希望の牧場」ふくしまは東京電力福島第一原発事故の北西14㎞にあり放射能汚染され売れない黒毛和牛220頭を11年におよぶ長い間国の殺処分の圧力に屈せず、最後の寿命まで生かし続けます。

 いよいよ、来年は、浪江町の請戸漁港の南6㎞の海底トンネルから、国と東電が放射能汚染水を海に流しますが絶対に許すことが出来ません

 最近、相馬の沖合で1400ベクレルというヒドイレベルの魚介が見つかり、出荷停止になり、第一原発からはるか遠い海の放射能汚染が広がっている証拠であり、宮城県の漁場も深刻な影響を受けています。

 このまま40年間汚染水タンクの放水を続ければあの水俣病の海のようになってしまいます。

 廃炉なんて、百年たってもできません。チェルノブイリと同じに福島は世界のマイナス歴史遺産に登録です。

 原発の時代を乗り越える為に残り人生皆で共に闘っていこう!

 

2022.3.10



●飯舘村小宮在住 伊藤 延由さん


3.11反原発福島行動’22に参集の皆さま!!

 

事故後11年を経た今日改めて原発事故をもう一度振り返ってみましょう

最近東京新聞の報道で事故時原子炉を守る為原子炉内の圧力を下げるベントを行った際の配管の処理に苦慮しているとありました

ベントで汚染された配管は現在でも人が近づけないほどの高濃度汚染です、と言う事はベントで排出された放射性物質はどれだけ高濃度だったのでしょうそして何処に行ったのでしょう

この事一つをとっても原発が人が生活する圏内に有ってはいけないプラントと言う事がお判り頂けると思います

汚染水海洋放出は加害者国と東電の事故対策費圧縮の為です、今回の事故で加害者責任で回復すると言う原則を放棄しました許されない行為です

トリチウムも放射性物質です、呑んでも大丈夫と言う御用学者もいますが危険だと言う学者もいます

人の命に関わる基準は予防原則に従うべきです



●空・海・大地をきれいなままで次世代につなぐ会代表 菅原祥子さん


3.11反原発福島行動‘22の参加された皆さまへ

 

私は福島市在住で「空・海・大地をきれいなままで次世代につなぐ会」の代表をしております菅原洋子です。

私たちは、福島市議会に福島第一原発敷地内に貯まるトリチウム汚染水の海への放出に反対する意見書を国に提出するようとの陳情書を一昨年9月議会と、政府が放出決定後の昨年6月議会に提出しました。福島市議会でも、「放出には丁寧な説明をし関係者及び国民の理解と合意の得た上で行う」等の意見書が国に提出されました。また、福島県内の7割の市町村が放出反対・陸上保管・理解なしでは放出しないなどの意見書を採択して国へ提出しております。このような福島県民の意見を無視した政府の汚染水放出決定には、憤りをかくせません。

政府は、トリチウムは安全、世界の多くで海に放出されているとのキャンペーンを繰り広げています。しかし、世界中トリチウムを扱う核施設周辺では、小児白血病や先天性異常などの病気が増えているのは事実です。ましてメルトダウンした福島第一原発の汚染水には、トリチウム以外の放射性物質が含まれております。沖縄地方の火山の爆発で軽石が関東地方の海にまで漂流しました。もし福島原発での汚染水が放出されたら、どこまで漂流するのだろうか?世界の海は?と心配します。私たちの陳述書で述べた「海は東京電力のものでも日本政府のもでも、誰のものでもありません。未来からあずかっている共有財産です。」の声を大にして訴えたいと思います。

福島第一原発の事故後も、日本政府は原発の再稼働への舵を切っております。小型原発の新設などと言う議員もおります。福島の事故は、原発が事故を起こせば手に負えないことを物語っております。事故の後始末さえ終わってない福島です。先週、ロシア軍がウクライナの原発を砲撃しました。砲撃でなくても、自然災害は年々大きくなっております。原発を持つということは、このような危険と隣り合わせなのだいう事を声を大にして訴えたいと思います。

これからも、微力ではありますが、みなさまと連帯し突き進んでいきたいと思います。