4月10日、放射能汚染水を海に流すな!スタンディングを熊本市辛島公園前で行いました。10名が参加し、マイクでの訴えと署名集めを行いました。またこの行動は、「反戦反核熊本アクション第5弾行動」としても行われました。


 汚染水をテーマにした街頭宣伝は久々でしたが、市民の反応は上々でした。署名も16筆が集まりました。福島全漁連会長が岸田と会見して絶対反対を訴えた4月5日のニュース、さらに3月30日の熊本地裁による水俣病被害者認定訴訟の却下の内容のひどさに対する原告7人の怒りの声が報道されたことも大きかったと思います。   

 

 原告の7人は水俣病が公式認定された1956年前後に生まれ、メチル水銀に汚染された海の魚を食べて育ち、幼少期から水銀の被害にあった人たちです。感覚障害など水俣病特有の症状を患っているにもかかわらず、判決は「メチル水銀由来とは合理的に説明できない」というとんでもないものでした。「黒い雨」訴訟でも何度も繰り返されてきたものと同じ反動判決でした。原告の7人は直ちに控訴して闘うことを表明しています。


 水俣病の公式確認から66年。その苦闘ゆえに、昨年の政府の汚染水海洋放出決定に対して「同じ悲劇を繰り返してはならない」と反対声明を出してくれました。水俣の闘いとフクシマの闘いはつながっているのです。


 私たちは、ウソ八百の「トリチウムは安全」キャンペーンを暴き、福島をはじめ全国の人たち、世界中の反対の声とともに来春海洋投棄を絶対に阻止しましょう。


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