113

安倍元首相の国葬・弔意強制反対!

改憲と原発推進の政治を賛美するな


 みなさん。世論調査では7割を超える反対を押し切って、岸田首相は安倍元首相の国葬を強行しようとしています。各国首脳の警備費含め数十億円を投入し、まさに「理屈じゃないんだ」(麻生太郎副総裁)と弔意の強制。こんな国葬は絶対に許されません。

 安倍のどこが「卓越したリーダー」でしょうか? 戦争放棄を掲げた憲法の改悪を公然と宣言し、戦後憲法とセットで作られた教育基本法の改悪も強行。森友学園の問題は、教育勅語の唱和まで子どもに強制する教育の復活が目的で、彼の繰り返した「関わっていない」という嘘で官僚が自殺にまで追い込まれた。「核武装は憲法に違反しない」と公言し続け、ウクライナ開戦を受けて「核共有」の議論の先陣を切りました。

 3・11原発事故をめぐっては、2006年に「全電源喪失はありえない」と国会答弁し津波対策を止め原発事故の原因を作った。政権を奪還し首相に返り咲いた直後「復興加速化」を打ち出し、帰還と被曝の強制、避難者追い出しの政策的根拠としてきた。国会答弁において「小児甲状腺がんは増えていない」と強弁し子どもたちの苦しみをも否定、「アンダーコントロール」「健康被害は未来永劫ない」とする五輪招致発言を行った。この首相発言を根拠に原発と放射能の危険性や健康被害の実態はすべて復興に敵対する「風評被害」とされ、福島が苦しめられてきた。

 安倍元首相の賛美は、戦争と核・原発推進の道です。世界が戦争にひきずり込まれようとしている今、弔意強制・国葬反対で声を上げよう。原発再稼働を阻止し、汚染水海洋投棄を止めよう。

〈もくじ〉

  ◆8•6ヒロシマの発言から 汚染水は核戦争に並ぶ核惨事 椎名千恵子さん     …2ページ

  ◆「電力ひっ迫」は電力自由化と核武装政策が招いた政府の失策 事務局      …3ページ

  ◆STOP東海第二原発の再稼働8•27いばらき大集会の報告 辻川あつ子       …4ページ

  ◆保養のお便り 広島・安芸太田 長崎                     …5ページ

  ◆放射能汚染水を流すな! 署名運動ニュース⑥                 …6ページ

  ◆原発トピックス 一ヶ月のできごとまとめ                   …7ページ

  ◆東海第二再稼働反対一斉行動写真速報 & スケジュール            …8ページ

PDFこちら