117号【改訂】-001

軍事費倍増予算成立阻止
汚染水海洋投棄とめる3・11へ

 みなさん。1月23日から開会する通常国会において、軍事費2倍化の国家予算成立が狙われています。4月からの予算は2月中の成立が不可避で、一ヶ月強の歴史分かつ国会決戦。国会へ押し寄せ戦争の道を止めよう。
 
 岸田首相は訪米しバイデン大統領と会談、ロシアへの経済制裁とウクライナ支援、日米安保の強化、日本の「反撃能力」保有と米のトマホークミサイル購入を確認。軍事費2倍化予算から5月広島サミットへ、戦争政策を突き進んでいます。これとセットで進められているのが、老朽原発の活用を含めた全面的な原発推進政策です。年末のGX会議の結論を受け2月の閣議決定が狙われる。もともと核保有を国際的に認められない敗戦国・日本が、プルトニウム保有の唯一の正当性としてきたのが原発と核燃サイクルでした。これを保持するため、住民の生命も福島事故の反省も無視し危険な老朽原発を稼働させ時間を稼ぐ。福島の怒りはその道に真っ向から立ち塞がる力です。汚染水海洋投棄はその最先端の攻防です。首相は関係閣僚会議を開き、汚染水放出開始を「春から夏」と表明、東電は「春を目指す」と豪語しています。福島原発事故をなかったことにさせてはならない。3・11、全国から福島に集まり声をあげ、絶対に止めよう。
 
 北海道から日本海側を豪雪が襲い、新潟・柏崎刈羽の地元では「原発事故時の除雪体制」が問題になった。実際の避難で除雪などしている暇はない。実際には逃げられない。「避難計画の不備」を理由に東海第二の稼働禁止を決定した水戸判決をめぐる控訴審が1月31日から始まります。元法務省の裁判官を据えて判決を覆そうとする国の姿勢を見ても、原発再稼働をかけた重大攻防。今年は間違いなく正念場です! 


〈もくじ〉
◆3•11反原発福島行動’23へ 呼びかけ文   …2ページ
◆12•2県民健康調査検討委員会が「健康影響ない」めぐり大もめ …3ページ
◆東海第二控訴審勝利へ 1•22集会デモ−1•31控訴審へ …4ページ
◆NAZENヒロシマが総会 岸田政権の核・原発政策と対決を 渡子健 …5ページ
◆放射能汚染水を流すな! 署名運動ニュース⑩  …6ページ
◆原発トピックス 一ヶ月のできごとまとめ   …7ページ
◆スケジュールなど        …8ページ

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