☆ブラジル・コンルータス(CSP-Conlutas)より78労組連名の連帯メッセージ

 3・11反原発福島行動実行委員会 /すべての原発いますぐなくそう!全国会議(NAZEN) さま

 兄弟姉妹のみなさん、ブラジル労働者人⺠連合 CSP-Conlutas は、以下のスローガンのもと闘う日本の労働者階級と連帯し闘います。

1)全ての原発を直ちに閉鎖すること
2)日本政府と東電は、福島原発事故の全ての被災者への賠償を直ちに実施すること
3)汚染水の海洋投棄を中止すること

 岸田政権と資本家階級は、労働者階級を一切顧みず、戦争・核惨事そして強収奪に突き 進んでいます。
 労働者階級は、今こそ国際的に団結し立ち上がろう!
 労働者階級に力を!
 国際連帯に勝利を!
 全世界の労働者、団結せよ!

 連帯を込めて、  ハーバート・クラロス(Herbert Claros)  CSP-Conlutas




☆ゴアレーベンから3・11反原発福島行動への連帯声明

 親愛なる友人のみなさん! 親愛なる同志のみなさん!

あの信じられないような地震と巨大な津波が福島第一の原子炉を襲ってから、はや12 年がたちます。それがどれほどの苦しみをみなさんにもたらしたか、それを言葉で言い表 すことは到底できません。 
当時私たちは、時代の変わり目だなと確信しました。日本では全原発が停止されました。 そんなことが可能だったのです。そして、かつてないエネルギーと電力の節約キャンペー ンが繰り広げられました。そうして日本では、灯りは消えることなく、むしろ多くの人び とが一条の光を見るにいたりました。つまり「原子力は危険であり、なくてもやっていけ る」と。汚染された大地と水......。汚染された土壌と格闘する除染労働者たちの被曝......。 こうした事態に直面して、原子力という超危険な技術から脱するためには抗議と抵抗がど れほど重要かということが明らかになりました。 

 ドイツの当時の首相はアンゲラ・メルケルでしたが、彼女は「日本のような高度に発展
した国においてこのような原発事故が起きるのであれば、われわれドイツもそこから教訓
を引き出さなければならない」と声明を発し、脱原発に舵を切りました。
ところが、あれから12年たち、ドイツでもまったく違った光景が見られます。2022年の12月31日をもって最後の三つの原発を停止すると法的に定められているにもか かわらず、そうなっていません。そこで私たちは、この4月15日をもって最終的に原発 を停止させるために闘っています。原発の稼働期間が延⻑されたわけですが、その際、 「ロシアのウクライナ戦争がエネルギー不足を引き起こしている」というロジックが使わ れました。しかし現実に起きたことは、多くの人びとがいろいろ工夫して電力の節約をお こなったことです。ドイツではこの冬、灯りは消えませんでした。その代わり、エネル ギー価格が高騰しました。その結果、エネルギー産業には莫大な利潤が流れ込んでいます。 

 日本の大資本も、その利益のためにまたぞろ原発を次つぎと再稼働しようとしています が、みなさんはそれを阻止すべく闘っています。そして、私たちは――とても遠くからで すが――みなさんの闘いを応援しています。エネルギーの安定的供給が問題になっている のではありません。問題になっているのは、日本でもドイツでも世界でも、利潤です。 

 もう一つ、プーチンのウクライナ侵略戦争が示していることがあります。それは、プー チンがザボリージャ原発の前でも進撃を止めなかったことです。しかも、公然と核兵器の 使用まで取り沙汰されています。私は権力者たちに言いたい。「諸君は理性を完全に失っ てしまったのか? 原子力を手放し、核兵器を廃棄せよ!」と。 
諸国⺠は戦争を欲していません。戦争のない、生きる価値のある世界のためにともに闘 いましょう! 原発のない、生きる価値のある世界のためにともに闘いましょう! 原発 は通常運転でも危険ですが、そこから出る核のゴミをどこにもって行ったらいいか、回答はないのです。 
破壊された福島第一からの放射能冷却水は、海に流してはいけません。それは、自然に たいする犯罪であり、詰まるところ、魚と海産物を食べる人間にたいする犯罪です。そう なれば、人間が核の最終処理施設になってしまいます。 

 毎週月曜日、ゴアレーベンでは町の中心にみんなが集まってスタンディングをおこなっ ています。それは、フクシマとその教訓を思い起こす行動です。もう12年やっています。 でも、プルトニウムの半減期〔プルトニウム239の半減期は2万4000年〕を考えた ら、12年なんて短いものです。 

 より良き世界のために、引き続きともに闘いましょう!
 国際連帯万歳!

ゴアレーベン、2023年3月6日 ゴアレーベン核廃棄物処分場建設反対同盟スポークスマン ヴォルフガング・エムケ