集会宣言
2011年3月11日、あの原発事故を私たちは絶対に忘れない。
あれから12年。我々が受けた苦しみの一つひとつ、流した涙の数々、抑えきれない怒りの日々、無念にも亡くなられた数多くの人々を今、改めて思い起こそう。
12年目の福島。現状はどうだ。
なつかしき古里は高線量の放射能で汚染され、3万人を超える人々が今もなお全国各地 に避難したまま、子供たちの甲状腺がんをはじめ様々の健康被害に多くの人が苦しんでいる。「復興だ」「オリンピックだ」などと言ってごまかそうとしても原発の廃炉などおよそ 見通せないではないか。
このような中、福島県知事内堀は国の汚染水海洋放出にもろ手を挙げて賛成している。
そして、原発汚染水を夏までに海洋放出することを強行しようとしている。そんなことは必ず阻止してやる。さらに「原発再稼働・運転期間延長・新増設―核政策の大転換だ」という。断じて許しはしない。
福島の怒りと闘いをすべてなきものにしようとする汚染水放出と原発推進への大転換攻 撃は、岸田政権による中国侵略戦争に向けた大軍拡・戦争国家化攻撃と一体の攻撃だ。全 国の労働者人民の総力で絶対に阻止しよう! 激化するウクライナ戦争を直ちにとめよ う!日米帝国主義の中国侵略戦争阻止! 岸田政権を打倒しよう!
2月三里塚農地強奪攻撃に三里塚芝山連合空港反対同盟と人民の怒りが爆発した。そして沖縄では人々が体を張って中国侵略戦争に向けた基地強化・ミサイル配備―「第二の沖縄戦」をゆるさないために闘っている。
韓国・ミャンマー・ヨーロッパなど世界各地で労働者人民がストライキをはじめ一大反戦闘争に決起している。人間として生き抜くために、帝国主義の搾取、圧政、戦争攻撃に命がけで闘いぬいている。
我々の人間としての怒り、魂の血叫びは海を越え世界の労働者人民と完全につながっている。今こそ怒りのこぶしを上げよう!
3・11反原発福島行動から5月G7サミット戦争会議粉砕の広島へ、我々の闘いはさらに続く。
沖縄闘争を闘い国家権力に殺された故星野文昭さんが言った「人間が人間らしく生きられる社会を作ろう」。このために我々は団結し闘おう!そして勝利しよう!
2023年3月11日
3・11反原発福島行動’23 参加者一同
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