３・11反原発福島行動’23は、福島市青少年会館に550人が集まり、岸田首相の式典出席を弾劾しデモ。汚染水放出を進め、原発60年超運転で原発事故を繰り返そうとする岸田首相に追悼する資格などない！　3月11日その日が、失われた命を追悼し、原発事故の責任を追及し続ける行動の日となることに恐れをなした右翼・街宣車十数台の暴力的な妨害を跳ね除けやり抜きました。

　5月広島サミットに向けて、岸田首相は武器輸出規制を突破してウクライナ戦争へ深々と参加していこうとしています。これを「広島」の名でやろうとしている。サミットは戦争会議です。同時に、４月15日から行われるエネルギー・環境サミット（札幌市）では、汚染水の海洋放出について「歓迎する」という国際的な取りまとめ案を作成している。こんなサミットは絶対に認められない。全国で行われるサミットの分科会、さらには5月広島サミットに怒りの声をあげよう。

　汚染水の海洋放出の工事は、工事の認可が出た昨年8月から３ヶ月間、波が高く進められず、東電は現場に矛盾を押し付けて遅れを巻き返そうとしています。菅前首相が海洋放出を関係閣僚会議で決定してから２周年となる４月13日は、全国で一斉の行動に立とう。３月31日には東電本店に対し署名提出を行います。

　原子炉の「原則40年、最長60年」の規制を事実上撤廃し、運転停止期間を運転延長できるなどの５つの「束ね法案」は２月28日に閣議決定、国会で審議されようとしています。運転延長できるのは「外的要因」で停止した期間で、住民の反対運動を無効化させる狙いだ。経済産業省が運転延長を判断する経済優先の制度への回帰は、３・11の反省をなきものにすることであり、再びの原発事故への道です。戦争と核・原発にのめり込む岸田政権打倒へ、全国で行動に立とう。

〈もくじ〉

◆希望の牧場 吉沢正巳さんの講演　２・26杉並ビキニデー集会より　…２〜３ページ

◆小児甲状腺がん裁判　第4回口頭弁論の意見陳述より　…４〜５ページ

◆3•11反原発福島行動’23の発言より　椎名千恵子さん　…６ページ

◆原発トピックス　一ヶ月のできごとまとめ　…７ページ

◆スケジュールなど　　　　　　　　　　…８ページ