6月4日、「福島第一原発・放射能汚染水の海洋放出をとめよう!」街宣を行いました。(新市街商店街入口)

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 初めて作成した横断幕が通行する人たちに強いインパクトだったようです。多くの人がそれを見ながら通り過ぎ、署名の呼びかけに自分の方から近づいてしてくれた姿が目立ちました。半分近くが若い人たちだったこともうれしい変化でした。トリチウムだけでなくストロンチウム、炭素14などの放射性物質を取り除けないまま海に放出することの危険性を訴えました。熊本では小学校5年生になると学校単位で水俣病資料館を見学します。若い人との討論ではそれを重ねて話しています。


今夏にも放出という国・東電に対し、福島の漁民たちや福島市町村議会の多くが今も強く反対しています。また、韓国・太平洋諸国を先頭に世界の環境保護団体・学者たちが次々に放出反対を表明しています。1月末、韓国の国会の専門家討論会では「放出のための日本の資料は不適切で偏向。汚染水は『放出』ではなく投棄というべき」と検討結果を発表し、反対を表明しました(1月27日配信ハンギョレ)。
 

5月中旬には野党の議員4名が訪日し福島第一原発を視察し.漁民とも交流し帰国。それを契機にソウルや済州島で反対集会が続き、全国で反対の署名運動も始まっています。あせった岸田政権が招請した与党議員団は、福島第一原発の敷地にも入らないまま東電等の説明を聞いただけで帰国。やらせの視察報告書=「安全」を6月末に出す予定。


岸田政権にとって頼みの綱は、
IAEA6月末のあらかじめ結論ありきの「海に放出しても安全」報告書です。


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31GX束ね法案が国会で成立し、運転期間を60年超を認めるなど、岸田政権の軍拡・核政策と一体で原発の全面推進を推し進めようとしています。

その攻防の重要な位置に汚染水の海洋投棄との闘いがあります。


 この間東京でも大きな反対集会がありました。福島と連帯して全国の闘いを強めましょう。