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GX推進法•GX束ね法成立弾劾!
汚染水放出絶対阻止を

 5月12日に「GX推進法」、31日に「GX脱炭素電源法」(束ね法案)が参院本会議で賛成多数で成立した。60年超の運転を可能とし、原子力の推進を「国の責務」と原子力基本法に書き込む改悪は、福島原発事故をなかったこととし、今なお苦しむ避難者はじめ福島県民の存在と思いを踏みにじる大暴挙だ。

 広島G7サミットでは核保有国が集まり、兵器供与を訴えるウクライナのゼレンスキー大統領を迎え、原爆の記憶と被爆者の訴えを戦争の正当化に利用しようとした。激しい反対の声でこうした目論見は地に落ち、被爆者の怒りの声が全世界に報じられた。GX関連法の成立で、これと一体の福島の怒りをかき消して原発と核武装の道を進もうとする岸田政権の本性が暴かれたのです。

 野党、とりわけ立憲民主党によって国会は茶番と化した。GX推進法について立法趣旨に反対としながら、修正協議を自民党とともに行うあり方。その背後には連合の動きがある。連合・芳野会長は政府のGX会議に参加し「雇用」を繰り返した。GX推進法で脱炭素投資が150兆円規模の「原発マネー復活」となることに賛成してきたのです。この連合と結託した野党も恥を知れ!

 労働運動の路線が問われている。原発や基地の雇用を政府にお願いするあり方で、原発や戦争をなくせるわけがない。政府や会社に賃上げや雇用をお願いするあり方を断ち切り、職場から闘う労働運動を作り出そう。3•11福島原発事故を受けて、市民や福島県民とともに万単位の集会やデモに立ち上がってきた労働組合の原点に立ち返り、ストライキで原発も戦争も止め社会を変えよう。

〈もくじ〉
  ◆「国は加害者助ける前に県民・漁業者守れ」新地町漁協 小野春雄さんのメッセージ…2ページ
  ◆汚染水を流すな5・16東京行動 銀座をデモ                …3ページ
  ◆世界に広がる汚染水海洋投棄反対の声                    …4ページ
  ◆洞口朋子・杉並区議が広島ビジョンと汚染水放出を追及            …5ページ
  ◆3•11小児甲状腺がん裁判の東電の主張と焦点                 …6ページ
  ◆原発トピックス 一ヶ月のできごとまとめ                  …7ページ
  ◆スケジュールなど                             …8ページ