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汚染水流すな7•30いわきデモ
核戦争阻止8•6広島−8•9長崎へ

 汚染水海洋投棄をめぐってIAEAがお墨付きを与え、原子力規制委員会が最終的な合格を出した。しかし反対の声は日々広がっている。全漁連・坂本会長は、面会した西村経産大臣に対し「反対の立場を崩すわけには行かない」と表明、「理解は得られなかった」と報じられている。

 韓国に渡ったIAEAグロッシ会長は、反対デモに迎えられ金浦空港に缶詰になった。記者会見では「日本政府から100万ユーロを受け取ったのか」と追及された。日本政府に都合の悪いデータを削除する代わりに「追加調査費100万ユーロ」を請求したとする内部告発の問題だ。韓国では10万の署名とともに大集会が開催された釜山をはじめ、各地で集会デモ、さらには民主労総のゼネストでも汚染水を流すなと訴えられている。

 IAEAは六ヶ所再処理工場のプルトニウムの動きを24時間監視するなど、米やNATOの核独占体制を守るための組織であり公平な判断などしない。世界の核攻撃の柱の一つとなっている原子力潜水艦の原子炉を冷却した汚染排水にはトリチウムやコバルト60が含まれるが、文句をつけたことなど一度もない。全ては広島サミットでの「アメリカやNATOの核はいいがロシア・中国の核を許すな」という文脈で判断されているにすぎない。

 G7広島サミットで被爆者の怒りを利用しようとした目論見は破綻し、むしろ核を肯定した「G7広島ビジョン」に怒りの声が高まっている。「殺傷能力のある兵器」を輸出して戦争を激化させ、「広島ビジョン」で核を認めろと迫る岸田首相を8•6広島−8•9長崎の式典から叩き出そう。  7•30いわき行動から広島1000人デモへ!

〈もくじ〉
  ◆核抑止認める「広島ビジョン」許すな 8•6広島−8•9長崎へ NAZENヒロシマ …2ページ
  ◆核戦争を止めよう 被爆者•2世•3世がアピール                …3ページ
  ◆原発汚染水を海に流すな! 7•30いわきデモへ                …4ページ
  ◆GX関連法の成立も原子力政策に展望はない 労働運動の力で社会変えよう   …5ページ
  ◆青森 反核燃の日全国集会と六ヶ所再処理工場反対デモ            …6ページ
  ◆原発トピックス 一ヶ月のできごとまとめ                  …7ページ
  ◆スケジュールなど                             …8ページ