7月15日の署名提出と合わせて質問をした回答が東電からきました。
東電の回答は、まったく許し難いものでした。トリチウム被ばくによる健康被害について、「他の放射性物質と比べて人体への影響は低い」「外部被ばくによる影響はほとんどありません」「トリチウムは水と同じように体外に排出されるため、体内で蓄積・濃縮されない」と並べ立て、実際に健康被害が確認されている資料を添付したものについては「科学的根拠に欠ける論拠」と一蹴しています。また、生物濃縮について「濃縮はしない」と言い切っています。
東電の回答のPDFはこちら
http://nazen.blog.jp/toden_kaito220802.pdf
☆「被ばくによる影響はほとんどありません」!?
汚染水海洋投棄に関する質問に東電が回答
東電の回答は、まったく許し難いものでした。トリチウム被ばくによる健康被害について、「他の放射性物質と比べて人体への影響は低い」「外部被ばくによる影響はほとんどありません」「トリチウムは水と同じように体外に排出されるため、体内で蓄積・濃縮されない」と並べ立て、実際に健康被害が確認されている資料を添付したものについては「科学的根拠に欠ける論拠」と一蹴しています。また、生物濃縮について「濃縮はしない」と言い切っています。
水道水とALPS「処理水」のトリチウム濃度の違いについては明言を避け、「希釈拡散されることから…水道水と同程度の濃度以下となる」などとしています。
汚染物質の海洋投棄を禁止するロンドン条約については「工場等の敷地からの排水は禁止しておらず」などと条約のそもそもの趣旨を無視した解釈を展開。
もっともふざけているのは魚連と約束した「関係者の理解なしにいかなる処理も行わない」という約束について、反故にする宣言です。排出トンネルの工事について了承した福島県や大熊・双葉については「事前了解が必要」としながら、漁業者については「ご理解を深めていただけるよう全力で取り組んでまいります」と了解は必要ないという見解を鮮明にしました。
東電は直ちに本格工事に着工、もはや汚染水海洋投棄をめぐっては最終コーナーを回ったとも言えます。質問には再質問を準備しつつ、署名のさらなる提出を検討します。ぜひ署名をまわりに広げていただたければと思います。
東電の回答のPDFはこちら
http://nazen.blog.jp/toden_kaito220802.pdf
コメント
コメント一覧 (1)
東京電力の回答はまっとうな回答です。
この程度も理解できず、ふざけた回答とは情けない限りです。反原発を表するのであれば全国の原発の廃炉に真面目に向き合うべきです!