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GX•原発政策大転換の閣議決定弾劾
汚染水流すな 3・11福島へ

 みなさん。昨年2月に開戦したウクライナ戦争は、米独の最新戦車や長距離ミサイルの投入など、世界を飲み込み拡大しています。食べ物も資源も不足し物価は高騰、それをさらに投資家が食い物にする。戦地の爆撃の裏で軍需産業も濡れ手に粟です。絶対にこんな戦争は止めなければなりません。
 
 現役の米空軍大将の「米国と中国が2025年に戦う」なる内部メモが報じられ、この戦争はアジア・世界へと拡大が狙われる。岸田首相は軍拡と戦時増税に踏み切り、老朽原発すら動かしてでもあくまで核にしがみつく。そのために福島の事故と被曝の被害をなきものにしようとする。今年の3・11は岸田政権を福島の怒りで倒す闘いとなりました。

 岸田首相は、規制委員会で反対意見が出て保留されたにもかかわらず、2月10日に「GX実現に向けた基本方針」を閣議決定し、事故当該である東電の柏崎刈羽原発、日本一危険な東海第二、さらには被災し福島事故手前までいった女川原発などの再稼働を狙う。37年を迎えた高浜原発4号機はすぐに異常をきたして停止。福島事故を繰り返すな!

 また、被曝と健康被害、被害者の苦しみをなきものにしようとしています。7人の若者が甲状腺がんの責任を認めろと裁判に立ち上がり、ヒロシマ・ナガサキやビキニの被爆者の闘病と核廃絶への訴えは今も鮮烈に続いています。これを否定する核・原発政策を許してはならない。

 トリチウム等の放射能汚染水の海洋投棄は、意図的に汚染を拡大し、被曝と健康被害を切り捨て核政策に突き進む岸田政権との正面からの闘いです。5月広島サミットとの兼ね合いで「春から夏に放出開始」と含みを持たせている。戦争反対の声と結びつき、汚染水海洋投棄を止めよう。3・11で福島から、戦争と核・原発をなくす行動に立ちましょう。


〈もくじ〉
◆311子ども甲状腺裁判が第4回公判 原告が意見陳述 …2〜3ページ
◆3•11福島へ 郡山で1・29講演集会 …4ページ
◆極悪裁判長を替えさせた! 東海第二控訴審勝利へ集会とデモ NAZEN東京 …5ページ
◆放射能汚染水を流すな! 署名運動ニュース11 …6ページ
◆原発トピックス 一ヶ月のできごとまとめ …7ページ
◆スケジュールなど …8ページ