岸田とイスラエルは広島に来るな
8•6広島 朝7時原爆ドーム前へ

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 「明らかに、《世界に知られているヒロシマ、ナガサキは、原爆の威力についてであり、原爆の被害の人間的悲惨では》ない」(大江健三郎『ヒロシマ・ノート』)。第二次大戦直後、世界中の労働者民衆が立ち上がり、アメリカとロシアが手を組みこれを叩き潰すことで初めて戦後の世界支配が始まった。この世界支配は核なしにはありえず、ヒロシマ・ナガサキは世界支配の出発点だった。支配者たちにとってヒロシマ・ナガサキとは核の支配力、その威力を賛美する式典となってきた。パレスチナ民衆の決起が、世界は「戦後」でも「平和」でもないことを暴き、これに核を使えと平然と語られるのは、崩壊しつつある世界支配を再び核の威力で維持するため、パレスチナをヒロシマ・ナガサキにするということ。絶対に許してはならない。

 広島圧殺は戦後直後から繰り返し狙われてきた。沖縄返還交渉を行った佐藤首相(当時)は「ヒロシマ・ナガサキ以来つづき、だんだん少なくなりつつある核アレルギーを説明し…合意に達するにむずかしくなかった」(ニューヨークタイムズ)という。沖縄を核基地とする交渉の最中、広島は「原爆ドームや慰霊碑を瀬戸内海に放り込め!」(『月刊ペン』8月号)と激しいバッシングを受けていた。沖縄を核戦争の戦場にする中国侵略戦争が構えられる今、再び広島の反核の声の圧殺が狙われる歴史的時を迎えている。暴処法弾圧をはね返し、今こそ反核の声を行動で示そう。「人類はすべて予定された被爆者であり、…ヒロシマとはあなたのことなのだ」(栗原貞子さん)。反戦・反核・反原発を一つの闘いとしていこう。

《もくじ》
◆8•6広島 朝7時原爆ドーム前1000人の大結集を NAZENヒロシマ 渡子健  …2ページ
◆8•9長崎へ 核戦争阻止 岸田打倒へ 8•9ナガサキに集まろう 実行委    …3ページ
◆東海村は青森に並ぶ核燃サイクル解体の焦点 東海第二動かすな8•24水戸集会へ …4ページ
◆甲状腺がん裁判 第10口頭弁論報告 NAZENいけぶくろ 櫛渕        …5ページ
◆7•7女川現地集会に550人 3•11実行委 安斎則夫              …6ページ
◆原発トピックス 一ヶ月のできごとまとめ                   …7ページ
◆6•21東電申し入れとデモ写真報道 & スケジュール                …8ページ