
岸田首相が柏崎刈羽の再稼働強行へ
核燃サイクル=核武装を許すな
岸田首相は8月27日、GX実行会議にて「東京・電力柏崎刈羽原発の再稼働の環境を整えるために体制を強化し原子力関係閣僚会議を開く」と表明。「残された任期の間にGXを一歩でも前進する」と、打倒されてもなお、次期政権に「原発最大限活用」路線を引き継がせようと全力をあげている。
東電は柏崎刈羽の再稼働について、地元合意を得るために「1〜5号機の廃炉を前倒しにする」とし「理解」を求めた。これでは再稼働を認めないと廃炉にしないと脅迫しているようなものだ。福島に途端の苦しみを与え、未だにこのような態度をよく取れたものだ! デブリ取り出し作業は、部品の順番を間違え頓挫、確認作業を怠っていたことも明らかになっている。成功すれば大量の被曝を下請け労働者が強制されるが、東電は立ち会いすらしていない。デブリがどうなっているかもわからないまま、とりあえず3gを取り出す作業すらこの有様で、880tあるとされるデブリの取り出しは、単純計算でも3億回作業を繰り返すことになる。これは廃炉など到底できないということではないか。
そして青森に使用済み核燃料を運び、永久に核のゴミ捨て場にしていく。むつ中間貯蔵施設を稼働させるな! こんな原子力を続ける岸田と東電。その背景にあるのは、日米首脳会談で「ロシア産原料を使用しない濃縮ウラン能力へ官民投資を促進する」として核戦争体制構築を約束した姿勢を堅持する路線だ。そのためには福島の怒りも、健康被害もなかったことにする以外にないということ。ふるさとや家族、生業を失い、避難生活や健康被害、途端の苦しみを味わい続ける。この怒りは今こそ原発と核の廃絶へ、声に、行動にあらわそう。全国から11・3日比谷野音へ!
《もくじ》
◆11•3労働者集会へ 核搭載の米原潜が日本寄港狙う 日米による核戦争を止めよう …2ページ
◆再稼働反対 青森を核のゴミ捨て場にするな NAZENにいがたが東電に申し入れ …3ページ
◆希望の牧場・吉沢正巳さん 汚染水放出から1年 原発・戦争反対の実力闘争を …4〜5ページ
◆東海第二再稼働反対 8•24茨城大集会を開催 動労総連合水戸 石井真一書記長 …6ページ
◆原発トピックス 一ヶ月のできごとまとめ …7ページ
◆暴処法5人の仲間の即時釈放を & スケジュール …8ページ
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